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LINEはマーケティングに活用できるか?

LINEはマーケティングに活用できるか?

スマートフォン


年から今年にかけて、日本でもスマートフォン利用者が急速に増えてきている。総務省が公表している2013年版の情報通信白書によると、国内のスマートフォン普及率は2013年に38.2%に達する見込み。一方、インターネット視聴率調査を手がけるコムスコア・ジャパンが2013年2月末に実施した調査では、国内でスマートフォンをメインに利用している人は、携帯電話利用者全体の31.6%にあたる約3243万人と推計されている。しかし、スマートフォン普及率が7割を超える韓国やシンガポールに比べると、まだまだ伸びる余地が大きいことは間違いないようだ。

 スマートフォン保有率は女性よりも男性の方が高いが、男性の方がアクティブに活用しているのかと言えば、必ずしもそうとはいえない。ニールセンが2013年3月に実施した国内スマートフォン利用実態調査によると、女性1人あたりの月間利用時間は47時間となり、男性の34時間に比べると約1.4倍になっている。利用時間を見る限り、女性の方がスマートフォンを長時間使う傾向にあるようだ。そして、女性がスマートフォンを長時間使う要因の一つと思われるのが、最近何かとニュースでも話題になることが増えた無料通話アプリ「LINE」である。

 LINEが注目される最大の理由は、利用者数が急増していることだろう。2013年には、サービス開始わずか19ヶ月で、世界の総利用者数が1億人を突破した。Facebookの利用者数が1億人に達するまでに49ヶ月かかったことを考えると、驚異的な成長スピードである。その後も成長は加速しており、2013年7月には総利用者数が2億人に達した。国内だけでも、2013年4月末時点で利用者数4500万人を超えている。これだけ利用者数が増えると、企業がLINEをマーケティングに活用したいと考えるのは当然といえる。

 企業にとって、LINEの最大の魅力はメッセージの到達力かもしれない。Facebookページでは、「いいね!」を押してファンになってもらったとしても、Facebookページの投稿がファンのタイムラインに表示される率は2割以下と言われている。仮にタイムラインに表示されたとしても、次々に新しい投稿が追加されるので、読まれないまま画面の下に沈んでしまうことも多い。その点、LINEは毎日ログインしているアクティブユーザが約6割に達していることに加え、多くの利用者が友だちからのメッセージが届くと通知する設定にしている。企業がLINEの公式アカウントで集めた友だちにメッセージを配信すれば、かなり高い確率で開封してもらえることになる。

 企業がLINEを活用するには、公式アカウントの開設や維持に多額のコストがかかるほか、配信するメッセージに外部サイトへのリンクを掲載できないなど結構厳しい利用規定があり、まだ利用企業は多くない。しかし、実店舗向けに月額5250円で公式アカウントを開設できる「LINE@」が2012年12月にスタートしてからは、飲食店を中心に導入店舗も急増している。今後、LINEをどう活用するかについて、Webマーケティング業界でも大きな話題になりそうだ。

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