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MEOサービスは定着するか

MEOサービスは定着するか

MEO(Map Engine Optimization)が注目される背景 後編


MEOが注目されている背景としては、スマートフォンの急速な普及があげられる。スマートフォンが業務を含め日常で使われる機会が増えるに従い、情報の検索もスマートフォンで行うケースが多くなる。たとえば、Googleモバイルで企業や飲食店を検索する場合、検索結果ページはGoogleマップと一緒に表示される上位3社だけで画面が一杯になり、自然検索の結果は画面の外に隠れてしまう。いくらSEOで頑張って自然検索の1位になっても、スマートフォンの画面では、地図と一緒に表示される3社の方が圧倒的に目立つのである。

では、Googleプレイスにおける検索結果順位はどのように決められているのだろうか?残念ながら、Googleからは、「Google検索と同様、入力した検索用語との関連性に基づいて順序が決められる」とだけしか開示されていない。また、「地理的な距離は考慮される要素の1つにすぎない」とも書かれている。推測の域を出ないが、プレイスページに「食べログ」などのクチコミサイトから収集したレビューが自動的に表示されることから、クチコミサイトやソーシャルメディアにおける「言及(サイテーション)」の数や質が順位に影響しているようだ。SEOの場合は、外部からのリンク数が重視されるが、MEOにおける言及は必ずしもリンクが張られていなくても評価の対象になる。

MEOの基本は、Googleプレイスに正しい情報をできるだけ詳しく登録することである。これはSEOも同じで、登録する情報のタイトルやコメントにどんなキーワードを使うかによって、検索結果として表示される回数が大きく変わる。まずは自分でGoogleプレイスに登録して、その後オーソドックスな施策を加えて順位の変動を観察すると何が順位に影響しているのかが見えてくる。

日本では、2008年頃からMEOサービスを有料で提供する企業が登場し始めた。これらのMEOサービスは、成果報酬ベースで提供されることが多い点が特徴だ。Googleプレイスは、対象になる企業・店舗の業種、業態、所在地によって上位表示の難易度が大きく異なるため、業者が様々な施策を実行しても順位に反映されないケースも少なくないためだろう。

Webサイトを運営する企業や店舗にとって、Googleプレイス登録は有効、という認識が広まるのは大いに歓迎したいが、ネット上の言及を不正に操作してGoogleプレイスの順位を上げようとするような悪質なサービスを提供する業者も出てくるかもしれない。成功報酬ベースの施策を依頼する場合は、どのような手法を使うのかを十分に理解しておく必要がある。

いずれにしても、GoogleプレイスやYahoo!ロコに登録する企業や店舗は今後、ますます増えることだけは間違いない。昨年以降、ソーシャルメディアが脚光を浴びているが、GoogleプレイスやYahoo!ロコも企業や店舗が登録している巨大なソーシャルメディアと考えれば、その活用方法に興味が沸いてくるサイト運営者も多いのではないだろうか。

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