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Facebookアカウントがないと利用できないサイトが続々登場

Facebookアカウントがないと利用できないサイトが続々登場

ネット上の身分証明書になりつつあるFacebookアカウント 前編


近、Webで動画を視聴する機会が増えた。Webマーケティングの業界でも、「ウェビナー」と呼ばれるセミナーのライブ中継がさかんに行われるようになった。その動画配信のページでは、チャットに参加できたり、コメントを残したりできるパターンが多いが、目立って増えているのがFacebookやTwitterのアカウントでログインしてチャットに参加する「ソーシャルストリーム」と呼ばれる機能である。

ウェビナーでは、視聴者からの質問に対してリアルタイムで回答できることが大きな特徴である。匿名による書き込みでも質問は受け付けられないこともないが、匿名だといたずらやひやかしが増えてしまう。Facebookアカウントにログインした状態でコメントを書き込んでもらえば、Facebookに登録されている名前も一緒に表示されるため、質問するのに少し勇気は必要になるが、真剣な質問だけが集まるので視聴者にも有益である。

ライブ中継ではなく、オンデマンド形式の動画コンテンツ配信においても、Facebookアカウントでコメントを残せる欄を設けるケースが増えている。その際、「いいね!」を押してコメントを残してくれた人にはレポートを無料で進呈するなどのインセンティブを提供することも可能だ。中には、動画が途中でいったん中断して、コメントを入力すれば続きが見られるというトリッキーな仕組みを採用しているものもある。

これらの機能は、Facebookと連携してFacebookの認証情報やデータを外部のサイトでも利用できるようにする「Facebook Connect」を導入することで実現できる。非匿名のコメントやレビューをつけたり、Facebookの友達間で感想やアクティビティを共有したり、Facebookに登録されている情報をキャンペーン応募に利用したり、いわばFacebookの機能を借りて自社サイトをソーシャル化できる非常に便利なサービスである。

会員制のソーシャルサービスでは、最初に会員登録してもらう流れが一般的であるが、Facebook Connectを導入するとFacebookアカウントでログインできるようになる。それどころか、Facebookアカウントがないと利用できないサイトも増えている。たとえば、見知らぬ人が2対2のランチを楽しめる機会を提供する「ソーシャルランチ」は、Facebookアカウントが必須なうえ、Facebookに顔写真や勤務先をちゃんと登録していることが条件となる。実名SNSに登録されている情報をお互いが確認できることで、相手の「顔」が見えるという安心感を売り物にしているわけだ。

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